契りのかたに君を想ふ
終わりの始まり
絵美「……っ…」
目が覚めると木造の天井が目に入った。
絵美「……なん…で…?私は…死ぬことも許されないの…っ…?」
悔しさに1人涙を流していると突然襖が開き、着物を来た男が入って来た。
「やっと起きたか。お前、3日も寝てたんだぞ」
絵美「そんなに…」
「名前…」
絵美「え?」
「お前の名前は?」
絵美「胡桃沢…絵美…」
「絵美か…。俺は土方だ」
絵美「土方…」
土方「いきなり呼び捨てか」
彼、土方はそう言うと小さく笑った。
土方「動けるか?」
絵美「あ、はい」
土方「良し。着いてこい。」