契りのかたに君を想ふ
………………
近藤「良くやった!」
土方「島田!急いで幹部を集合させろ!」
島田「御意」
山南「絵美さん、お手柄ですね」
………………………………
藤堂「絵美!まだ1日も経ってねえのにもう戻ったのか!?」
沖田「流石絵美さんですね!」
土方「お前ら喋ってねえで座れ!!」
土方に叱られ、素直に座る幹部達。
土方「お前らの察しの通り、桝谷は黒だ。これから幹部の奴等は交代で桝谷を拷問にかけろ」
幹部「御意」
土方「胡桃沢以外は解散」
近藤さんと土方さんと山南さん以外のみんなが局長室を出ると3人は引き締めていた顔を緩めた。
近藤「絵美、ここまで早く任務を遂行出来るとはさすがに思っていなかった。凄いな!」
土方「良くやった」
山南「一体何故ここまで早く?」
絵美「はい!色々と上手い具合に事が進んでくれたので。でも…桝谷は初めから私が新撰組の者と分かっていたみたいです」
私がそう言うと3人の表情が変わった。
土方「何故だ。鬘だってつけてただろう」
絵美「先日に受けた入隊試験を覚えてますか?」
山南「……もしかして」
土方「……高杉…か…」
絵美「はい…」
近藤「絵美、今日は疲れただろう。休めるうちに休んでおけ。きっとこれから忙しくなるだろう」
絵美「はい、そうさせてもらいます」