契りのかたに君を想ふ
療養
『返してくれよ……』
『返せよ……』
『俺の命を返せ……』
絵美『いや、やめて!来ないで!!』
辺りは真っ暗闇。
そして私が殺した奴らが追いかけて来る。
絵美『ごめんなさい……!ごめんなさい!!お願い、来ないで!!!!!やめてーーーーーーーーーーーーーっっっっ!!!!』
……………………………………
バサッ
絵美「ハァハァハァハァ………、夢……か………」
スパンッ
土方「っっっ!!!!起きたのか!!!山崎っ!!!!」
なんと驚く事に私は池田屋から10日も眠っていたらしい。
怪我もしてないのに。
みんなに迷惑かけたな。
山崎「特にどこも問題はないやろ。ちーとの間安静にしてれば直に体力ももどるやろう」
藤堂「良かったな、絵美」
絵美「うん!」
気づけば古株の皆様がお部屋に集合していた。
土方「絵美、2週間の間お前に休暇をやる」
絵美「そんな大丈夫ですよ。3日くれればすぐ元気になるので」
土方「うるせえ。良いから2週間休め!!」
絵美「……………はぃ…」
あれ?
そう言えば……
絵美「総司は?」
全員「……………………」
何で、黙るの?
何で…、そんな哀しそうな顔をするの?
私はいてもたってもいられなくなり医務室へダッシュで向かった。