契りのかたに君を想ふ
長州
あれから数月が過ぎ、辺りはすっかり秋に包まれていた。
土方「総司ぃぃぃぃい!!!またお前は"アレ"を盗んだのかぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
沖田も背中の傷が治り元気いっぱいだ。
沖田「あちゃ〜、もうバレちゃいましたか」
あちゃ〜、じゃねえだろ。
そんな沖田は只今私と甘味を堪能中だ。
沖田「絵美さん、これ新作ですよ!」
絵美「えー、どれどれ見せて!」
" 知れば迷い 知らねば迷わぬ 恋の道 "
沖・絵「…………ぷっ」
何これ、ジワる。
沖田「ゲラゲラゲラゲラゲラ 何ですか、知れば迷い知らねば迷わぬ恋の道って!!!ゲラゲラゲラゲラケゲラゲラ」
沖田は笑い死にしそうな勢いだ。
ドタドタドタドタドタドタ
土方「ここかぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
スパンッッッッッッッ!!
ガコンッ ガコンッ
沖・絵「ぎゃあっ!!」
土方から拳骨を頂き、只今2人で悶絶中。
絵美「土方さん…私なにもしてないじゃないですかぁ〜……」
あまりの痛さに涙目で土方を見上げる絵美。
土・沖「っっっっ//////////」
土方「そ、それはお前も一緒になって見てたからだろうが!!」
絵美「こんな面白いものが近くにあれば誰だって見るでしょう!!」
ガコンッ
…………………………。
絵美「いたぁぁぁぁぁあい!!!!」
土方「うるせぇ!!!」
おいコラ。
うるせぇとは何だ。
そう言いたいところだがもう反論する気力もない。
土方「お前ら罰として夕餉の買い出しに行って来い!!!!!」
沖・絵「そんな〜〜!」
土方「文句は聞かねえ、さっさと行け!!」