契りのかたに君を想ふ
夢の中
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スパーーーーーンッ!!!
高杉「朝だ!!さっさと起きろ!!!じゃねえと朝餉食わせねえぞっっっ!!」
絵美「……」
高杉「………起きろって!!!!」
高杉は怒鳴っても体を揺すっても布団を剥がしても起きない絵美に異変を抱き始めた。
高杉「稔麿ーーーーーーーっっっ!!!」
スパンッ
吉田「朝から何?うるいよ」
朝は低血圧なのか、普段穏やかな吉田はイラつきを隠せていないまま登場した。
高杉「こいつ、起きねえ…」
吉田「……は?」
吉田も同じようにして体を揺すってなんとか起こそうと試みるが全く効果はない。
そしてこんな時に限ってくるのが面倒な奴だった。
坂本「よ〜う、高杉!暇してるだろうと思って来てやったぜよ!」
高杉「悪ぃ、坂本。今は……」
坂本「絵美?!」
高・吉「は?」
突然、絵美の名を呼んだ坂本に驚きを隠せない2人。
坂本「黄金色の髪を持ち、京では絶世の美女と謳われている絵美じゃき。知らない奴のが珍しいが」
そうか、と納得する2人。
坂本「それに…次に会う時は未来の話を聞かせてもらう約束をしちょったが」