契りのかたに君を想ふ
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慶喜「うるさい出て行け!!!!」
慶喜「この話は終わりだ!!!!」
慶喜「まだわからぬのか馬鹿者め!!!!」
絵美「馬鹿者はお前だ!!頑固者!!!!」
毎日毎日同じことの繰り返し。
慶喜「お前が俺の側室となるならば考えを変えても良い」
絵美「ほう?そう来たか?この卑怯者め!!」
慶喜「結構!!さぁ、出て行け。稽古の刻だ!!!」
絵美「言われなくとも!!!!」
スパンッッッッッッッ
あーーーーーーむかつく!!!!
一体どうしたら…。
っっっっっっ!!!!!
そうか…ニヤッ
絵美「ふふふふふふふふふふ」
雪「なんか悪そうな顔してる」
絵美「雪!!今すぐ馬を用意して!!!」
雪「何をするつもり?」
絵美「天皇に会いに行ってくる!!!」
スパンッ
ん?
絵美「痛いっっっ!!!!!!!」
何者かに背後から扇子で叩かれた。
慶喜「馬鹿者め!!!俺の許可もなく天皇の元へ行くなど何事だ!!!!」
頭を摩りながら慶喜を思いっきり睨みつける。
絵美「良い?あn…」
慶喜「良くない!!!」
絵美「聞きなさい!!!!!あなたは将軍になるの。1つの判断も間違えてはいけない。間違ってしまえば戦が起こる。戦が起これば無邪気な子供たちの笑顔は消え、多くの者が亡くなり、日本国の美しい自然も消える」
町で遊びまわる子供達を死なせるわけにはいかない。
私は、江戸の血濡れた歴史を変える為に来たんだ。
簡単に私の誠を、志を曲げてはならない。
慶喜「…………………………分かった。天皇のご意見次第ではお前の意見を尊重しよう」
絵美「っっっっっっ!!!!!本当に???」
慶喜「あぁ。子供の命を蔑ろに出来るほど俺は腐っとらん」
絵美「ありがとう!!!!!」
私はギュッと慶喜に抱きついた。
慶喜「さ、天皇に会いに行くぞ!!」
絵美「はい!!!」