契りのかたに君を想ふ
絵美『もう!鬱陶しいな!離れてよ!!』
高杉『寒ぃんだよ』
絵美『だったら布団でも被ってれば!!!』
吉田『それにしても絵美の髪色は綺麗だね』
絵美『そりゃどうも』
絵美『あ!桂さん!!この2人なんとかして!!!』
桂『あっはっは。相変わらず元気だなあ。じゃあ会議に行ってくるな』
絵美『元気過ぎて困ってます。この2人も連れて行ってください』
絵美『私がこれからゆっくりと長州の素晴らしさを語るから大丈夫!後々長州が欲しくて欲しくて堪らなくなるから!』
慶喜『一体どこからそんな自身が…』
絵美『と言うか、この話はまた別の日にね。私本当に疲れたの。お休みなさい』
慶喜『添い寝してやろうか』
絵美『結構』
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あぁ、私ってば何やってんだよ。
こんなにも大切な人達との記憶を無くすだなんて。
絵美「芹沢さん、ありがとう」
芹沢「相変わらず手のかかる奴だ」
絵美「えへへ。私、強くなったでしょう?」
芹沢「前よりかはな。だがまだだ。新撰組を頼んだぞ」
絵美「承知」
最後に芹沢を目に焼き付けた。
今度こそもう二度と会えない。
私の恩師。
我等の筆頭局長。
絵美「ありがとう。そして、さようなら…」
芹沢「絵美、幸せになれ」
芹沢が絵美の名前を呼んだのはこれが最初で最期だった。
芹沢さん、私がそちらへ逝く時まで私を見守っていてください。
その時まで、さようなら。