契りのかたに君を想ふ
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絵美「ーーーーっ!」
傷の痛みにより目を覚ました絵美の目覚めは最悪だった。
まだ明るい。
みんなはどこだろう。
廊下をうろうろしてると土方の部屋から話し声が聞こえた。
土方「絵美が目覚めても絶対に外へ出すな。あいつは今狙われている。屯所内でも誰か1人は見張っているように」
幹部「御意」
絵美「んなことしなくても自分の身くらい自分で守れますよ」
壁に寄りかかりながら話す絵美。
全員「絵美!!!!」
絵美「長らくご迷惑をおかけしました」
私がそう言うと巨体が1人、また1人と抱きついてきた。
近藤「絵美…っ…本当に良かった!」
永倉「心配かけやがって馬鹿野郎!!」
藤堂「お帰り絵美!」
沖田「あなたはいつもいつも無茶ばかりして!肝が冷えますよ!!」
斎藤「元のお前に戻って安心した」
井上「お前はいっつも俺達に心配をかけて…」
原田「お前が無事で良かった」
土方「頼むからジッとしていてくれ」
本当に私は愛されてる。
たくさんみんなに迷惑をかけた分、また頑張ろう!
絵美「私は本当に幸せ者ですね!私は一生貴方達新撰組に着いて行きます!!」
土方「嬉しいこと言ってくれるじゃねえか」
みんなに頭をくしゃくしゃに撫で回されても全然嫌じゃなかった。
芹沢さん…見ててね、私達を。
ここから変わるから。