契りのかたに君を想ふ
ーーーーーー……
ーーーーーー……
「え~み~ちゃ~ん!」
(ビクッ)
来た……。
絵美「絵里加…」
絵里加「気持ち悪いな!私の名前呼ぶんじゃねえよ!!!!」
ゴスッ
絵美「……いった…」
絵里加「ふふふ、良かったね。で?今日はいくら持って来てくれたの?」
絵美「…ヤダ…。もう取らないで…」
絵里加「あ"?何?聞こえな~い。もう一回言って~?」
絵美「……だ、だから…もうお金…取らないで…。せっかく…お父さん達が……、きゃっ!」
絵里加「うるせえんだよっ!!!いいから渡せよ!!!」
そう言って絵里加は私の髪を鷲掴み壁に思いっきり打ち付けた。
絵美「…っ…」
絵里加「ふっ。お前調子乗りすぎだよね~?髪なんかこんな金髪に染めてるし?全然似合ってないし。あ!そうだ!」
何かをひらめいたかのように言う絵里加を素直に怖いと思った。
絵里加「…髪の毛切ってあげる」
絵美「…い…っ……嫌!やめて!!!」
絵里加「うるせえよ!!じっとしてろ!!!あ、かえでーー!さとみー!こいつ抑えてくんない?」
ちょうど近くを通りかかった楓と里美が呼ばれた。
楓「キャハハ!良いよ!」
里美「でも髪なんて切って平気なの~?」
絵里加「いいから早く抑えて!」
絵美「嫌だ!!お願い!!!辞めて!!」
楓「ヤバイ!超うける!!絵里加早くやっちゃいなよ!!!」
絵里加「じゃあいくよ~!」
切られるっーーー…。