契りのかたに君を想ふ
新撰組に帰ります
スパーーーーーーンッ!!!!
土方「襖は静かに開けやがれ総司!!!!………じゃねえ…絵美!!お前いつ帰ってきたんだ!!!」
絵美「ふふふ、只今戻りました土方さん」
バタバタバタバタバタバタ
スパーーーーーーンッ!!!!
幹部「絵美!!!!!」
絵美「みんな!!!」
近藤「絵美ぃぃぃい!本当に済まなかった!!お前がいない生活など考えられない!もうこんなことはしないからどこにも行かないでくれ!!!!」
山南「よく戻ってきてくれましたね」
土方「ったく…待ちくたびれたぜ」
沖田「絵美さん遅過ぎます!!」
永倉「お前がいないとつまんねぇんだ」
斎藤「お前が帰って来てくれて嬉しい」
井上「お帰り、絵美」
藤堂「俺、お前がいなくて寂しかった」
原田「もうどこにも行くな」
山崎「ずっとお前が戻るのを待っとった」
絵美「みんな…ありがとう!でも、1年経ったらまた二条城に戻らなきゃいけないの。だから1年しか居られないけど…また置いてくれたら嬉しいな…」
たったの1年。
期限付きの私を彼等はまた置いてくれるのか。
少しの不安が過るがそんな不安は彼等の言葉でアッサリと消え去った。
土方「何当たり前なこと言ってやがる。お前の居場所は初めからここだろうが」
沖田「大体、ここ以外に居場所なんて作らせませんから!」
藤堂「絵美は俺達新撰組の仲間だもんな」
原田「余計な心配してんじゃねぇよ」
絵美「こんな私をまた受け入れてくれてありがとう。私、これからは隊士として一生懸命働いて新撰組に貢献するね!」
幹部「嫌、お前は隊士にならなくて良いから」
絵美「何でよ!」
土方「お前みてえな未熟者は使えねえ」
絵美「ほぉ?言いましたね土方さん。後悔しますよ」
土方「ほざけ。なんなら勝負してやるか?」
絵美「もちろん。売られた喧嘩は買いますよ」
土方「上等だ。よし、お前等も道場着いて来い!!」