蒼空
「えーっ、この度は我が城山第二学園に…」

かれこれ二時間。
あれから、ずーっと入学式。
今始まった訳ではない、校長先生の話を聞かされている。

「ちょっと、優香子!」

優香子は、隣で居眠りしてるし。
本当に早く終わってほしい。

「これからは、我が城山第二学園の生徒という…」

まだ…。
まだですか?校長先生!
さっきから、何度も同じことを繰り返していますよ。
あー、私も眠くなってきたよ。

「以上で私の話を終わる。」

あ…。
やっと終わった。

「優香子!終わったよ!」

「…ん。」

なんだかんだで、優香子はずっと寝ていた気がする。
あー、羨ましいよ。
私も、寝れたらいいのに。
こーいう場では、寝たくても寝れないから。


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