蒼空
「きらり~!」

しばらくして、やっと待っていた親友の声がした。

「あっ!優香子~!」

声のする方を見ながら、手を振る。

優香子とは、田辺優香子。
私の親友であり、幼なじみ。
優香子は、少しおっちょこちょいなとこがあるから遅れた理由はきっと寝坊。

「ごめーんっ!寝坊した…。」

「いいよ!私、なんとなく優香子は寝坊かなぁ~って思ってたし!」

「えーっ!なにそれー、ひどいっ!」

「さあ!そろそろ歩きはじめないと電車に間に合わないよ~」

「話、そらすなぁー!」

今日も優香子とくだらない話をしながら、私の朝がスタートした。
< 2 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop