ビジネスおネエの長谷川君
「あー、なんかね、キッチン担当の子が和食テイストの用意したけど、やっぱ時期だしあんまり出ないんだって」
「時期って?」
「ほら、クリスマスに、向けてメニューも変わるじゃない?」
言ってから胸が苦しくなる。
藤浦さんは、あのオオカミ男と過ごすんですか?……聞けねーっつーの。
「そういうことか!和食の旬があるのかと思ったよー」
藤浦さんが楽しそうに笑う。
「なんだそりゃ。あ、うちもクリスマスディナー予約取り始めてるよ?この間の……なんだっけ、彼と来れば?あ、もっといいとこ予約するかー」
……死ぬかと思った。
今まで生きてきた中で多分一番頭を使いながら考えてる事と真逆のことを史上最速の早口で言ったから。
「時期って?」
「ほら、クリスマスに、向けてメニューも変わるじゃない?」
言ってから胸が苦しくなる。
藤浦さんは、あのオオカミ男と過ごすんですか?……聞けねーっつーの。
「そういうことか!和食の旬があるのかと思ったよー」
藤浦さんが楽しそうに笑う。
「なんだそりゃ。あ、うちもクリスマスディナー予約取り始めてるよ?この間の……なんだっけ、彼と来れば?あ、もっといいとこ予約するかー」
……死ぬかと思った。
今まで生きてきた中で多分一番頭を使いながら考えてる事と真逆のことを史上最速の早口で言ったから。