ビジネスおネエの長谷川君

＊自家製具沢山春巻き

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機械的に繰り返される音に一抹の不安を覚える。


……で、出るといいなぁ……



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スマホのディスプレイを見て困惑する藤浦さんを想像して、胸が痛くなる。


話の途中で走り去るおネエなんて、いくら高校の同級生とは言え、キモい？


つか、そもそも俺のこと、嫌いとか。


十分あり得る。


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早く出て、と俺が願うのと同じくらい、


早く切って、と藤浦さんが向こうで願っているとしたら。


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……気持ちが萎む。


俺だって、散々出たくない電話を放棄してきた。


そのツケが、まさか今頃？