ビジネスおネエの長谷川君
勝手に運命を感じてルンルンな俺をよそに、藤浦さんは普通のテンションでワンプレートを受け取った。
……そりゃそうだ。
「ハルちゃーーーん、これ見てみてー!」
別のテーブルの二人組の客から呼ばれる。
ごめんね、と藤浦さんに片手をあげて、呼ばれたテーブルに向かう。
藤浦さんは特に名残惜しそうでもなんでもなくて、当たり前だけど何だか切なかった。
「なになにー?」
なんだよ、このタイミングでっ!!と思いつつ、そんな苛立ちは微塵も見せずに明るい声を出す俺。
結局、その二人組のしょーもない恋愛話を写メを見つつも付き合わされて、
「第一希望はハルちゃんなんだけどなぁ」
というどーしようもないアプローチをやんわりかわして、
……気が付くと、藤浦さんは居なかった。
……そりゃそうだ。
「ハルちゃーーーん、これ見てみてー!」
別のテーブルの二人組の客から呼ばれる。
ごめんね、と藤浦さんに片手をあげて、呼ばれたテーブルに向かう。
藤浦さんは特に名残惜しそうでもなんでもなくて、当たり前だけど何だか切なかった。
「なになにー?」
なんだよ、このタイミングでっ!!と思いつつ、そんな苛立ちは微塵も見せずに明るい声を出す俺。
結局、その二人組のしょーもない恋愛話を写メを見つつも付き合わされて、
「第一希望はハルちゃんなんだけどなぁ」
というどーしようもないアプローチをやんわりかわして、
……気が付くと、藤浦さんは居なかった。