ビジネスおネエの長谷川君
いいなぁ、やっさん。
パールピンクの軽自動車は、とっくに居なくなっていたけど、走り去った辺りを、なんとなく見つめる。
やっさんの彼女は、はっきり言って、見た目俺のタイプではなく(その証拠に何回聞いても名前が覚えられない、正直過ぎる俺)性格も合わないと思う。
だから、この気持ちは″あの子″が彼女でいいなぁ……ではなく、
単純に″安定した関係性″が羨ましいんだ。
……それとは裏腹に、まだ落ち着きたくない、とか思ってるヤンチャな俺もいて。
ああもう、なんだなんだ。
なんなんだ、俺。
やっぱり変だ。
……藤浦さんと再会してから、調子が狂ってる。
パールピンクの軽自動車は、とっくに居なくなっていたけど、走り去った辺りを、なんとなく見つめる。
やっさんの彼女は、はっきり言って、見た目俺のタイプではなく(その証拠に何回聞いても名前が覚えられない、正直過ぎる俺)性格も合わないと思う。
だから、この気持ちは″あの子″が彼女でいいなぁ……ではなく、
単純に″安定した関係性″が羨ましいんだ。
……それとは裏腹に、まだ落ち着きたくない、とか思ってるヤンチャな俺もいて。
ああもう、なんだなんだ。
なんなんだ、俺。
やっぱり変だ。
……藤浦さんと再会してから、調子が狂ってる。