恋、しちゃいました。



「14」



え…?


先生にバレないような小さな声で、

仲山君が微笑みながら教えてくれた。



「じゅ、14です!!!」


「…正解だ。」


岩永先生は、目を丸くし

悔しそうに黒板に解答を書き始めた。



「仲山君っありがと!」

小さな声でお礼を言った。



「いえいえ〜どういたまして

あの先生、怒ったらこえーし。」


「だよね…はあ、心臓止まるかと思った。」


「困ったら遠慮なく頼りな?」



仲山君、神です!!!



「ありがと…!!」


私はもう一度、笑顔でお礼を言った。



仲山君の顔が赤かったのは、気のせいかな?


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