いつも恋して・・・
『何で・・・何で・・・・』


梨佳子は廉の姿を見て、今すぐにでも逃げ出したい気分・・・


スミスを目の前にして、この状況で泣き言を言う訳にもいかず、


先ほどのプレゼンの続きを始め出した。


丁度1時間の所で、


「分かりました。検討させていただきます。」


無表情に梨佳子に言って、廉に詫びる時間も与えずに部屋から去った。


「・・・・。」


『ダメだったんだ・・・・』


梨佳子は全身の力が抜け、膝から床にヘナヘナと倒れ込んだ。


廉は慌てて崩れ落ちる梨佳子を抱きかかえた。


「大丈夫?」


「ゴメンね(-人ー;)1人でよく頑張ってくれたね!!」


「・・・・。」


「ううん、全部は話せなかった・・・ゴメンナサイ(;_:)」


「怒って帰さずにプレゼンをやってしまうなんて、梨佳子じゃないとできなかった事だよ(^-^)ありがと~」


廉は梨佳子を立ち上がらせた。


「・・・!!!」


立ち上がった梨佳子は連の両肩を強く掴んだ(≧0≦;)))


「見て!!机の上→・・・・」


「スミス氏は資料を持って帰ってくださってる・・・\(^0^)/」


机に置き去りにされているであろうと思っていた書類はすべてなくなっていた。


梨佳子は廉に飛びついて喜んだ=3



廉と梨佳子は口数少なく食事を済ませてホテルに戻った。


部屋のドアを開けてスグに廉は梨佳子を抱きしめた=3


「・・・どうしたの?」


「梨佳子・・・ありがとう~」


「本当に助かった・・・」






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