いつも恋して・・・
♪~♪~

(伊藤)


じゃれながら歩いていたら秘書から電話が入った。


「明日なんですが・・・スミス夫人から山内さんにミュージカルのお誘いがありました。」



「えっ~?!」


廉の予感は的中した気分だった。


「ヤバイよな・・・(+_+;)本気で梨佳子のことを気に入ってるよな・・・」


「かなり気に入っておられる様子でした・・・」


「どうすればいい?」


何も知らずにお気楽な顔をして横を歩く梨佳子とは全く真逆で、廉は頭を抱えて座り込みたい気分だった。


「・・・。」


「今の状況だと行っていただいた方が・・・いいでしょうね・・・ただ(-_-;)」


「だよな・・・」


部屋に戻った廉は、


「梨佳子・・・ちょっと座って!」


「・・・・?」


梨佳子は改まった廉に、


「(-3-)なんですか?」


「さっきの電話・・・伊藤からだけど・・・スミス夫人から電話があったそうなんだ~」


「明日一緒にミュージカルを観に行こうって・・・」


「どうする?断ってもいいんだよ!」


廉はできたら断って欲しいと思う気持ちと、行って欲しいという気持ちと半分半分。


「(^-^)どうしてですか~?ご一緒した方がいいでしょ~」


梨佳子は廉の仕事の為になるならば!!!全然OK。


「・・・・。」


廉は、橋本の時といい・・・何も考えていない梨佳子を行かす事が嫌だった。





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