いつも恋して・・・
「今日 泊まっていい?」


社長に監視されているとは知らない廉は梨佳子の部屋に泊まろうとしていた。


「いいですよ~」


疲れている廉を帰さないといけないとは思いつつ、夜遅くにでも来てくれた廉を帰せるほど梨佳子も大人にはなれなかった。


「明日の朝は早くないんですか?」


「・・・・早いよ」


「泊まっても大丈夫?」


「梨佳子の顔だけ見て帰ろうと思ってたけど・・・無理みたい(≧3≦;)」


「私は帰ってください!って言わなきゃダメですよね・・・(TOT)」


「言えるもんなら言ってみろ!!」


ガバッ=3


廉は梨佳子を冗談ぽく抱きしめた。


「ぐるじ~(>0<;)です~~~~」


「ざまーみろ!!!」


廉は3日ぶりに会った梨佳子をずっと抱きしめていたいと思うほど、会える時間が大切に思える。


梨佳子が突然、


「あっ!!仕事何件か見つけたんです(^-^)前のようにはいかないですけど・・・面接受けてみようと思って!」


「ずっと遊んでもいられませんしね~」


「本当に仕事するの?」


「しますよ~!!」


「もうすぐ永久就職するんだから仕事しなくていいよ(`へ´;)」


「まだ言ってるんですか?!」


梨佳子は目にも言われていたことだけど・・・ちゃんと話をしようと、


「廉さん・・・一度ちゃんと言おうと思ってたんですが・・・」


「何?」


「永久就職って結婚の事ですよね?!」


廉は当たり前の事を聞く梨佳子の顔を覗きこんだ。
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