いつも恋して・・・
社長の出社時刻…




梨佳子は玄関ホールに他の秘書達と並んだ。



「おはようございますm(_ _)m」




??????社長の車は到着したのに廉の車が来ない!?




遅れてくるのかな(?_?)




と思って通りの方に目をやっていたら…




「山内さん!?」




ぼーっとしていた梨佳子は社長に声をかけられた。




「廉をよく教育してくれたね~あそこまでできるとは思わなかったよv(`∀´v)」




「接待もしっかりできていたよ~」




社長は廉の活躍にかなり喜んでいた。




廉は1週間のご褒美に社長が1日offにしたらしい(;_;)



梨佳子はハイタッチをしたいくらいの気分だったのに、空っぽの専務室に肩透かしな気分



になった。



「練習付き合ったのに…報告くらいしてくれてもいいのに(-"-;)」



専務室を見ながら小さな声で呟いた。



そんな事を言っている暇もなく、数日間の たまった仕事を片付けていく間に廉の事はス



ッカリ忘れてしまっていた。



17:30の退社時間に1週間分の仕事が終わるはずもなく、梨佳子はきりのいい所までやっ



て帰る事にした。



「お疲れ様です~」



1人減り、2人減り周りを見渡したら20:00を過ぎた時には梨佳子1人になっていた。



大きなアクビをして、



「もう、明日にしよ…(´A`)」




一日中デスクに向かっていた疲労感が一気に押し寄せてきた。



書類の整理をして帰ろうかと思っていたら…



♪~♪~



「ハイ、秘書課、山内です」



「もしも~し俺!」




廉からの電話に梨佳子は驚いた。



「やっぱりいた~携帯電源切ってるし(`ε´)」



「ど、どうしたんですか!?」



あまりに驚いて言葉に詰ってしまった。



< 17 / 257 >

この作品をシェア

pagetop