いつも恋して・・・
「いやっ・・・いいんだ。」


「アイツがくだらない事をやってるだけだから・・・」


「???」


秘書は次の日の予定を言って部屋を出た=3


『何が楽しくてこんなストレスがたまる事させんだよ!!!』


廉は携帯電話を持ったまま部屋の中をウロウロしている・・・


就任式を2日後に控えて頭の中がパニック寸前なのに、


梨佳子と連絡が取れないことで廉のイライラはピークになった。


「はぁ~(-0-;)」


廉は少しお酒を口にしてからベッドに入った。



次の日の朝・・・・


梨佳子はお昼を過ぎてから実家を出た。


父親と母親の心配する顔が頭から離れない・・・


『ごめんなさい・・・』


電車に揺られながら申し訳ない気持ちで一杯になった。


電車の中から社長秘書の松井にメールを入れる。


「夕方には戻ります、荷物をお願いしますm(_ _)m]


1行だけのメッセージ・・・


廉と梨佳子を引き離す最後のメッセージ・・・


返事はスグに返ってきた。


「7時には伺います。」


電源を入れている隙に廉からの電話が入っては・・・とメールを見てスグに携帯電話の電源を切った。


『今、声を聞いたらせっかくの決心が・・・』


梨佳子はマンションに着いてから、もう一度荷物の確認をした。


このマンションから荷物を出したら・・・私達は終わる・・・


梨佳子は自分の姿が初めからここにはなかったように、くまなく汚れを落とした。


ピンポン゛


7時ジャストにインターホンが鳴った。


pi pi


解錠のボタンを押す手がかなり重い=3








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