いつも恋して・・・
「えっ・・・・」


廉と伊藤は大きく目を見開いて・・・


有り得ない!!   と言葉を失った。


自分達の目の前に一瞬何が起きているのか信じられなかった(>0<;)


2人は梨佳子の姿を見たまま声も出ず、ただただその場に立ち竦んだ・・・・


あらゆる手段を使って探しても見つからなかった梨佳子が・・・今目の前にいる?!


手を伸ばせば届きそうな距離に・・・


「RIKAKO~」


一番に声をかけたのはスミス夫人だった。



久々の再会に先ほどまでの緊迫した雰囲気とは打って変わって、2人は親しげに抱き合った=3


会長は、よくやった・・・と松井の方を見た。


放心状態のままの廉は、


「梨佳子・・・・」


聞こえるか聞こえないか小さな声で梨佳子の名前を言った。


廉の声に全く気付いていない梨佳子はスミス夫人と話している・・・・


「梨佳子さん・・・・」


伊藤は夫人から梨佳子を放すように声をかけた。


振り向いた梨佳子を見て、


梨佳子さん本人・・・・。


伊藤は幽霊でも見ているように数秒間目が離せなかった(-0-)


「スミマセンが・・・スミス氏と夫人とお話させていただけませんか?」


m(_ _)m



梨佳子は伊藤に頼んでスミス氏と夫人の3人にしてもらった。


会長は・・・・


「???」


納得のいかない顔をしながら、自分には成すすべもなく席を立った。

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