いつも恋して・・・
梨佳子の姿を見てから身動きもできなくなった廉も、伊藤に促されて外に出ようと立ち上がる・・・


ギュッ=3


「梨佳子・・・・」


廉はとっさに梨佳子の腕を掴んだ。


今にも泣き出しそうな顔で・・・


梨佳子は頑張るからp(^-^)qと微笑んだ・・・


廉には契約のことではなく、梨佳子本人しか目に入っていなかった。


『このままこの手を放したら、また目の前から消えてしまいそう・・・・』


それしか考えられない。


「社長・・・・」


「社長・・・・」


何度か目に伊藤の声が廉の耳に届いて


ハッ=3


廉は手を緩めようと分かっていながら放すことができない(TOT;)


「俺はここに残ったらいけないかな(;_:)」


思い切って言ってみる。


「廉さん・・・・」


梨佳子は優しく廉をなだめるように言った。


廉はシブシブ外に出る。


スミス氏と夫人の3人になってから梨佳子は自分がこの場にいなかった訳を話しだした。


30分ほど梨佳子はスミス氏と話をし、内容は誰にも明かされないままスミス氏との商談は成立した!


「遅すぎないか(`へ´#)」


部屋の外では会長がイライラしながらぼやいていた。


廉は呆然としたまま中にいる梨佳子の事しか気にならない・・・・



梨佳子はスミス氏と夫人に必ずお目にかかりに伺いますm(_ _)m


と約束をして部屋を出た=3
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