いつも恋して・・・
「今KADEホテルにお送りしました。」


「分かった=3今すぐに行くからそこにいてくれ!!」


廉は電話を切ってスグにホテルに向かった。


『社長・・・早かったな・・・(^-^)』


松井は廉からの連絡が早かったので内心ホッとしていた。


連絡がなかったとしても、会わせるつもりでいた・・・


スグに空港に送らずチケットをキャンセルし、ホテルの部屋をそのままにしておいた。


廉がホテルに到着して、


松井は廉と交代にホテルを出た。


梨佳子の部屋の前に恐る恐る近づいてドアの前に立った。


ベルを押したら本当に梨佳子は出てきてくれる?!


それさえ不安に思うほど、今の梨佳子は廉にとって空を掴む存在になっていた。



廉は大きな深呼吸をして、


ピンポン゛


ドアのベルを押した。


「・・・。」


廉の心臓は正常であってはおかしいほど、早く激しく外に聞こえそうなほど音を出して動いていた。



ガチャ=3


ドアは・・・・静かに開いた。


「梨佳子・・・・」


梨佳子は廉の訪問に驚きはしなかった。


ドアの前に立って、やつれたように見える廉に優しく微笑んだ。


「・・・・入っていい?」


廉は恐る恐る聞いてみる・・・・


梨佳子はうなずいた。


廉が部屋の中に一歩入ってドアが閉まる。



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