いつも恋して・・・
廉は心からそう思った。


大人気ないと言われても、ずっと束縛していたい・・・・


いつからこんなに大事に思うようになったんだろう・・・・


「ずっと俺の側にいてよ・・・」


「俺の視界から出て行くなよ・・・(;_:)」


廉は今までに離れていた寂しさを埋めるように、


梨佳子を抱いた。


梨佳子もそれに答えるように・・・


何度も廉を求めた・・・



廉は梨佳子の温もりを感じたまま眠ってしまった。


今まで不安で眠れなかった時間を取り戻すように深い眠り・・・


梨佳子は力の抜けきった廉の腕をほどきベッドを抜け出した。


深く眠る廉の横顔をジッと見つめ、


これからの事を・・・考えていた。



『このまま私が側にいても・・・』


梨佳子気持ちは変わらなかった。



廉の眠る横で、梨佳子は手紙を書き始めた。



廉さんへ・・・


今日は来てくれてありがと・・・


出発する前に廉さんに会えて本当に嬉しかった。


廉さんの顔を見てさよなら言える勇気がないので黙って行きます。


今度は何があっても戻って来ないから、


もう探さないで=3


廉さんに会えて本当によかった(^-^)


ありがとう・・・


梨佳子は零れ落ちる涙で、手紙がにじまないように上を向いた。


< 222 / 257 >

この作品をシェア

pagetop