いつも恋して・・・
手が触れてしまいそうで…


よけたら眠ってる廉が起きてしまいそうで、そのままにしておいた。


「運転手さん、スミマセンが先に…」


梨佳子が言いかけたら、


余計な事を言うな!と言わんばかりに腕をグッと押された。


『起きてる!?』


重なってる腕が恥ずかしくなって、


『離れてよ~~~(∋_∈)』


と言いたくなった。

梨佳子のマンションに到着して、


「ありがとうございました~お疲れ様でしたm(_ _)m」


と言うと、


「お~お疲れ様!」


とだけ言ってドアが閉まった。


梨佳子は車が見えなくなるまで見送って、

あまりの帰りのあっけなさに虚しくなった。


「だよね…(;_;)」


うつむき加減でマンションに入った。


廉が企画したプロジェクトが大詰めになって前にも増して、毎日がバタバタモード。


廉と仕事以外で会話する事もなくなっていた。


「コーヒー」


廉が通りがかりに梨佳子のデスクをノックした。


今日は、まともに顔見るのが初めて!?なんて事もざらだった。


廉が担当の大きなイベントが終わって会社に戻って来た。


「皆~長い時間お疲れ様!」


「皆が協力して頑張ってくれて大成功だったよ!!ありがと~」


「今日は打ち上げしよう(^o^)/」


廉はイベントに参加した皆に言った。



「やったぁ~(^O^)」

営業課も秘書課も疲れた顔をしていたのに、突然元気になってハシャギだした。


課長は早速人数を数えて店の予約をしだした。


「営業課も秘書課も自分の作業が終わり次第○○に集合!!」


課長が言ったとたん急に皆の仕事のピッチが上がり、終わった者はどんどん現地に向かう=3


いつも打ち上げに使う店なので、梨佳子は後片付けを済ませて皆より少し遅れて現地に向かった。


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