いつも恋して・・・
「アナタにもご心配をお掛けしましたね・・・・」


梨佳子の父親から労いの言葉をかけられた。


「いえっ・・・」


伊藤は恐縮して下を向いた。


「娘と田畑さんを応援してやってください・・・m(_ _)m」


梨佳子の父親は娘の気持ちを込めて頭を下げ家に入った。


伊藤は車の中で今までのことを思い返していた。



NYでの事・・・


スミス氏との事・・・


梨佳子がいなくなった時に廉と2人で探し回った事・・・


まだそんなに日が経っていないような・・・


何故か自分の事のように涙がこぼれてきた。




♪~♪~


「はい 伊藤です。」


「お父様はもうお送りしたか?」


「もう戻っております。」


「そうか・・・ご苦労様。」


「今から・・・時間あるか?」


「はいっ・・・何かありましたか?」


「時間があったらこっちに来てくれないか?」


「分かりました伺います。」


廉は家に伊藤を呼んだ=3




家に着いた伊藤は驚いた!!


車の到着するのを見計らったように廉が門から出てきた。


伊藤は慌てて車から下りて、


「どうされたんですか?」
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