いつも恋して・・・
「あ~~~~山内さん登場!!」


営業の男の子達が入口付近に座っていて、奥の秘書課の方にも行けず、その場に座ろうとしたら


「山内さんお疲れ様です~ここどうそ(^O^)」


営業の男の子に言われ、宴会の中に打ち解けていった。



営業課は男性ばかり、秘書課は女性ばかりなので打ち上げはほとんど合コン状態になっていた。


梨佳子が到着した時すでに皆さん完全に盛り上がっている状態で、廉は一番奥の席で秘書課の女の子達に囲まれて飲んでいたので、


梨佳子は席を移動する事もなく、営業の男の子達と飲んで盛り上がっていたら、



「そこ~~~お局様をあんまりいじめるなよ~('◇')」


廉の水をさすような声が奥から聞こえた。


廉の周りにいる秘書課の女の子達には爆笑されて、梨佳子は恥ずかしくてうつむいたρ(..、)


嫌がらせのような廉の一言で男の子達にも気を遣われて、その場にいづらくなったので


梨佳子はトイレに行こうと席を立った。



「ムカつく~O(`ヘ´#)"O何で突然お局呼ばわれ!!」


梨佳子はムカつくやら、悲しいやら…」


席に戻ってきたら2次会の話で盛り上がっていた。


梨佳子は、そんな気にもなれず先に帰ろうと廉を見たら、女の子達に両うでを組まれて囲まれていたので挨拶をせず入口にいた男の子だけに


「先に帰るね~皆さんに宜しく」


「行かないんですか?!行きましょうよ~」

営業の男の子に引き止められながらも静かに店を出た。



「20代の時とは違うんだよな~色々と(´A`)」


梨佳子はぼやきながら電車に乗った。



「あれ!?山内さんは?」


女の子に振り回されていた廉が梨佳子がいなくなった事に気がついたのは、店を出ようと席を立った時だった。


「先に帰られましたよ~」


営業の男の子が廉に答えた。


「いつ!?」


「さっきです~皆さんに宜しくって言ってましたo(^-^)o」


営業の男の子は廉を怒らせるかのように詳しく梨佳子の帰った状況を説明した。



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