いつも恋して・・・
♪~♪~
(田畑 廉)


廉からかかってきた。

梨佳子は何を喋っていいのか分からず電話をとらなかった。


♪~♪~
(田畑 廉)


♪~♪~
(田畑 廉)


梨佳子は携帯電話に廉の名前が表示されるのを見るのが嫌で電源を切った。



「おかけになった…」

急にコールなしの留守番電話につながった事で電源を切ったのが分かった。


「ッチ(-_-#)」


舌打ちをして廉は思いっきりデスクを蹴った。



梨佳子は家に着いてから力が抜けたようにベッドに倒れこんだ。


「あ~~~もう(ToT)」


「柄にもなく勘違いしてたかな…(;_;)」


知らず知らずのうちに梨佳子の中で廉の存在は大きくなっていただけにショックが大きい。


♪~♪~

ベッドに倒れ込んでからどれくらいたってか家の電話がなった。


♪~♪~
「もしもし~お母さんだけど…まだ帰ってないの(`o´)いつ電話してもいないから心配してるのよ…」


実家の母からだった。


ガチャ↑↑


「ゴメンゴメン、お風呂に入ってたんだ~」

留守電の向こう側で私を心配して顔を曇らせている母を思い浮かべたら申し訳なくなって急いで受話器を取った。



母の話す内容は決まって結婚の話…(-。-;)

いつもなら右から左に聞き流す話も今日の梨佳子は違っていた。

それもありかな…(; ̄_ ̄)=3


今回は親孝行してみるか…


お見合いを初めてしてみる事にした。


「じゃ善は急げ=3気が変わらないうちに早くお会いしましょ(^o^)/」


受話器の向こうの母の声は1オクターブくらい高くなって、まるで準備をしていたかのようき日にちまでさっさと決めて電話を切った。


見合い相手の休みに合わせて平日に有給休暇を取って実家に帰る事にした。


休日出勤はしても入社以来、有給を取った事がない梨佳子の休暇願いは、急な申し出にも関わらず課長は快く承諾してくれた。
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