いつも恋して・・・
梨佳子はタクシーに乗って先ほど出来上がった資料と共に廉のいる夜の繁華街に届に行っ



た。




バーに着いてびっくり!!




一緒に出て行った秘書課の女の子ではない女の子達と飲んでいたのだ!!




「あっ!山内さん~こっちこっち~待ってたよ~(^o^)/」




廉は間の抜けた声で手招きをする。




梨佳子はあまりにムカついて廉の前に立ちテーブルの上に書類と携帯を叩きつけた。




「明日の会議の資料です!!ご自分が恥ずかしい思いをしたくなければ酔っていても明日




までに全部目を通しておいて下さい!!」




梨佳子は言い捨ててその場を去った。



あまりの勢いのよさに廉の酔いも醒め、




横に座っていた女の子達は




「怖いオバサン(`ε´)」




と聞こえるように梨佳子の背中に投付ける。




廉は酔いが醒めてふと我に返って、側に座っていた女の子達を払い除けて店を出た=3



タクシーの中で資料に目を通しながら、車の窓ガラスに映る自分の姿を見て大きなため息




をついた(; ̄_ ̄)=3




翌朝




いつものように社長のお迎えをする為、梨佳子は会社の玄関に立っていた。




「おはようございます。」




社長の後ろから歩いてくる廉と目をあわさないですむくらい長く深く頭を下げる。




今日は廉もネクタイを結んでの出勤。




専務室に向かう廉を無視して梨佳子は社長室に向かった。




秘書課の女の子達は、昨日廉に食事に連れて行ってもらったお礼を我先にと言う為に廉に




擦り寄っている。




今日の廉は重役との初のご対面で、いつになく緊張していたので女の子達をウザったく追




い払う。




社長から廉を呼ぶように言われ専務室に向かった。
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