いつも恋して・・・
「まだ敬語でしか喋れない?」


「僕がお金を出す事も、送って帰るのもそろそろ遠慮しないで欲しいな~」


「もう少し甘えてくれてもいいのに・・・」


梨佳子は橋本の言葉、行動一つ一つにすごく追い詰められて行った。


『どうしよう・・・どうしよう・・・』


そればかり頭の中をグルグル回っていた。


橋本は家の前に着いて車を止めた。


「携帯電話もう壊さないようにね!!連絡取れなくなるのは止めてくれよ~」


「結婚するんだし仕事が忙しくて会えなくなるなら、もう仕事辞めてくれてもいいよ(^-^)」


梨佳子はお付き合いを断るつもりで今日会いに行ったのに、橋本さんの口から結婚の話まで出てきて頭の中がパンクしそうになった。


「結婚の日取りもそろそろ決めてもいいんじゃない?!」


「・・・・。」


「急かしたかな?僕はいつでもOKだし、もっと長い時間一緒にいたいんだけど=3」


「・・・(-_-)」


「今日は帰るよ(^-^)また連絡するね~!」


「オヤスミなさい・・・」


梨佳子は何も答えられないまま橋本を見送った。



「あ~~~~どうしよう(>_<)」


部屋に入った梨佳子はベッドに倒れ込んだ=3


ふと留守電が?!点滅しているのが目に入って、


慌てて再生ボタンを押した。



「元気か~♪俺は今から寝るぞ~(^3^)」


「全然電話くれないけど・・・冷たい奴だな~#早く会いたい~♪」


「I  LOVE RIKAKO~♪オヤスミ~夢に出て来いよ~」


廉からのオトボケ留守電だった。


梨佳子は廉の声を聞いてホッとした瞬間涙が出た。

< 66 / 257 >

この作品をシェア

pagetop