ツンデレ君の虜。【完】
授業後。
私はいつものように先生の雑用のため、職員室へ。
すると…
「おい。」
そう話しかけてくる…岬。
そしていつものように私の横に並ぶ。
「あと今日含めて雑用もあと3日だな。」
そう声をかける岬に。
「…ねぇ。」
私は覚悟を決めて立ち止まった。
「…?どうしたんだよ?」
いきなり立ち止まる私に首をかしげる岬。
「もういいよ。」
そんな冷たい一言。
岬はぽかんとして
「は…?もういいって…」
「だって悪いし。岬には部活もあるでしょ?それに…」
『待ってる先輩がいるじゃない。』
その言葉だけはつむげなかった。
私は言いとどまってしまったのだ。
「何だよそれ?俺はもういらないってことか?」
「…そう。もういいよ。」
そんなことしか言えない自分が本当にむなしかった。
「そうかよ。邪魔で悪かったな。」
岬はそう言い捨てると逆方向の下駄箱の方へ向かってしまった。
「よーし。これでOKだね。」
私は自分の暗い気持ちを晴らそうと伸びをする。
でも…
「バーカ…」
やっぱりこの暗い気持ちはそう簡単に消えてくれはしないようだった。
私は涙を吹き飛ばすようにダッシュで職員室へと向かった。
私はいつものように先生の雑用のため、職員室へ。
すると…
「おい。」
そう話しかけてくる…岬。
そしていつものように私の横に並ぶ。
「あと今日含めて雑用もあと3日だな。」
そう声をかける岬に。
「…ねぇ。」
私は覚悟を決めて立ち止まった。
「…?どうしたんだよ?」
いきなり立ち止まる私に首をかしげる岬。
「もういいよ。」
そんな冷たい一言。
岬はぽかんとして
「は…?もういいって…」
「だって悪いし。岬には部活もあるでしょ?それに…」
『待ってる先輩がいるじゃない。』
その言葉だけはつむげなかった。
私は言いとどまってしまったのだ。
「何だよそれ?俺はもういらないってことか?」
「…そう。もういいよ。」
そんなことしか言えない自分が本当にむなしかった。
「そうかよ。邪魔で悪かったな。」
岬はそう言い捨てると逆方向の下駄箱の方へ向かってしまった。
「よーし。これでOKだね。」
私は自分の暗い気持ちを晴らそうと伸びをする。
でも…
「バーカ…」
やっぱりこの暗い気持ちはそう簡単に消えてくれはしないようだった。
私は涙を吹き飛ばすようにダッシュで職員室へと向かった。