ツンデレ君の虜。【完】
「それでは一つ、報告をします。」
ホームルームが始まるや否や、担任の先生が言う。
「今年の大事なキャンプの実行委員長は…槙谷さんに決定しました。」
担任の先生は私に微笑みかけた。
え…本当に…?
私はまだ信じられなかったが…
「槙谷ー!頑張れよ~」
「奈留ちゃん!頼りにするよ!!」
クラスメイトの拍手で私は実感した。
私…本当に実行委員長に…!!
そう思っていた矢先だった。
「ですが。今年は…一人、委員長補佐をつけることになりました。」
その言葉に私は首をかしげた。
委員長補佐…?
「その委員長補佐は…岬君です。」
そう告げる担任の先生。
……岬?!
私は後ろを振り返った。
彼は全く動揺せず皆の拍手を受けていた。
もしかして…知ってたの…??
なら教えてくれればいいのに…と肩を落とす私だった。
授業後。
私はいつものように職員室へと向かう。
というか今日で雑用日は最後なのだ!!
だが…もちろん隣には岬はいない。
きっと今頃部活で…
そこまで考え首をふった。
また朝のことを思い出しそうで。
それに…私は今日、先生に聞きたいことがあるのだ。
「先生!!」
私は職員室のドアを勢いよく開けた。
運よく目の前には生徒指導の先生がいた。
「お前…今日は一段と元気だな?」
「そりゃ今日で終わりですし…」
ぼそりとつぶやくと先生が黒い笑みを見せだしたので私も笑ってごまかした。
「あの。委員長補佐のことで聞きたいことがあるんですけどー…」
そこまで言うと先生はああとうなずいた。
「岬のことか?」
と言うため少し驚いた。…だが。
「あいつは…本当にお前のことを想ってるんだな。」
そう言い出す最後の先生の言葉にはもっと驚いた。
ホームルームが始まるや否や、担任の先生が言う。
「今年の大事なキャンプの実行委員長は…槙谷さんに決定しました。」
担任の先生は私に微笑みかけた。
え…本当に…?
私はまだ信じられなかったが…
「槙谷ー!頑張れよ~」
「奈留ちゃん!頼りにするよ!!」
クラスメイトの拍手で私は実感した。
私…本当に実行委員長に…!!
そう思っていた矢先だった。
「ですが。今年は…一人、委員長補佐をつけることになりました。」
その言葉に私は首をかしげた。
委員長補佐…?
「その委員長補佐は…岬君です。」
そう告げる担任の先生。
……岬?!
私は後ろを振り返った。
彼は全く動揺せず皆の拍手を受けていた。
もしかして…知ってたの…??
なら教えてくれればいいのに…と肩を落とす私だった。
授業後。
私はいつものように職員室へと向かう。
というか今日で雑用日は最後なのだ!!
だが…もちろん隣には岬はいない。
きっと今頃部活で…
そこまで考え首をふった。
また朝のことを思い出しそうで。
それに…私は今日、先生に聞きたいことがあるのだ。
「先生!!」
私は職員室のドアを勢いよく開けた。
運よく目の前には生徒指導の先生がいた。
「お前…今日は一段と元気だな?」
「そりゃ今日で終わりですし…」
ぼそりとつぶやくと先生が黒い笑みを見せだしたので私も笑ってごまかした。
「あの。委員長補佐のことで聞きたいことがあるんですけどー…」
そこまで言うと先生はああとうなずいた。
「岬のことか?」
と言うため少し驚いた。…だが。
「あいつは…本当にお前のことを想ってるんだな。」
そう言い出す最後の先生の言葉にはもっと驚いた。