ツンデレ君の虜。【完】
翌日。
今日は朝、岬には会わなかった。
きっと朝部があるのだろう。
そしてあの女の人と…
「うわぁぁぁぁっ!!」
私は校門の前でさけんだ。
生徒達に変な目で見られるが…
そんなの気にしてられなかった。
「槙谷!!何、大声出してるんだぁぁっ!!」
そうしていると生徒指導の先生が来たので私はとりあえず逃げた。
「で?案の定捕まったと?」
「そうなのだよ…」
私は雛に愚痴ってため息をついた。
「確かに迷惑声だったよね… 私も体育館で部活やってたけどそこまで聞こえたよ?」
…あれから。
私は結局、先生に捕まり
『槙谷。お前は1週間、授業後先生の雑用係に任命する』
そう淡々と告げられた言葉に私は肩を落とした。
こんな不名誉な任命ないわ…
そんなことを思いながら私は授業後が早く来ないことを祈った。
だが嫌なことは早く来るもので。
「よし。来たな。」
「先生が、来ないと仕事量倍増するって言うから…」
とぼそっとつぶやくと
「何か言ったか?あ?」
とすごくにらまれたのでなんでもありませんと言っておいた。
「じゃあとりあえずな…この書類を全て資料室に運べ。」
「…いやいや!この量なんですか?!女子にやらせることじゃ…」
「あんなに大声の出る女はそうそういない。ほら運べ。」
そう言われ有無を言わされず私の手に大量の書類は乗っけられた。
「ありえないでしょ!重すぎるし…」
私はそんなことをつぶやきながら資料室へと向かっていた。
みんな部活に行ってて人がいないのでぶつかる心配はないが…
「資料室、超遠い…!!」
そう。職員室から資料室はすごく遠いのだ。
…そんな時だった。
「お前…何してんだ…?」
そう話しかけてくる…岬。
「何って、雑用だよー資料室まで運ぶの。」
私は歩きながら答える。
「へぇ…」
すると。
書類がすごく軽くなった。
…あれ?
「たぶんこれは男の仕事だから。半分やる。」
彼はそう言い書類を持ってくれていたのだ。
「ありがと!」
私はそう満面の笑顔でお礼を言った。
やっぱ私、岬のたまに見せる優しさが好きだなぁ…
そんなことを思う私だった。
今日は朝、岬には会わなかった。
きっと朝部があるのだろう。
そしてあの女の人と…
「うわぁぁぁぁっ!!」
私は校門の前でさけんだ。
生徒達に変な目で見られるが…
そんなの気にしてられなかった。
「槙谷!!何、大声出してるんだぁぁっ!!」
そうしていると生徒指導の先生が来たので私はとりあえず逃げた。
「で?案の定捕まったと?」
「そうなのだよ…」
私は雛に愚痴ってため息をついた。
「確かに迷惑声だったよね… 私も体育館で部活やってたけどそこまで聞こえたよ?」
…あれから。
私は結局、先生に捕まり
『槙谷。お前は1週間、授業後先生の雑用係に任命する』
そう淡々と告げられた言葉に私は肩を落とした。
こんな不名誉な任命ないわ…
そんなことを思いながら私は授業後が早く来ないことを祈った。
だが嫌なことは早く来るもので。
「よし。来たな。」
「先生が、来ないと仕事量倍増するって言うから…」
とぼそっとつぶやくと
「何か言ったか?あ?」
とすごくにらまれたのでなんでもありませんと言っておいた。
「じゃあとりあえずな…この書類を全て資料室に運べ。」
「…いやいや!この量なんですか?!女子にやらせることじゃ…」
「あんなに大声の出る女はそうそういない。ほら運べ。」
そう言われ有無を言わされず私の手に大量の書類は乗っけられた。
「ありえないでしょ!重すぎるし…」
私はそんなことをつぶやきながら資料室へと向かっていた。
みんな部活に行ってて人がいないのでぶつかる心配はないが…
「資料室、超遠い…!!」
そう。職員室から資料室はすごく遠いのだ。
…そんな時だった。
「お前…何してんだ…?」
そう話しかけてくる…岬。
「何って、雑用だよー資料室まで運ぶの。」
私は歩きながら答える。
「へぇ…」
すると。
書類がすごく軽くなった。
…あれ?
「たぶんこれは男の仕事だから。半分やる。」
彼はそう言い書類を持ってくれていたのだ。
「ありがと!」
私はそう満面の笑顔でお礼を言った。
やっぱ私、岬のたまに見せる優しさが好きだなぁ…
そんなことを思う私だった。