ツンデレ君の虜。【完】
たびたび会話を交わしていると火の舞は始まった。
くるくると回りだす赤い火。
すごく綺麗だった。
「わぁっ…!!」
私は時折、歓声を上げたりして火の舞を楽しんだ。
隣の岬は相変わらず表情は顔に出さないけど…
火の舞が終わった後、
「なかなかよかったんじゃない?」
と満足そうに言った。
私はそんな岬の言葉に
「うん!」
と頷いて笑って見せた。
こうして会話が交わせることが嬉しい。
そしてこうしている時間が楽しい。
私…岬といるとすごく幸せなんだよ。
火の舞が終わるとキャンプファイヤーは終わった。
先生の指示でみんなバンガローへと帰る中。
私は先生の目を盗んで残っていた。
そして私は赤く、熱い火の近くまで来た。
燃え上がる火は私の顔を真っ赤に照らした。
そんな火を見上げながら私はつぶやいた。
「岬。私、岬が好きだよ__」
溢れる想いを口に出した。
まだ火は燃え上がっている。
言えた…
私は少しホッとした。
そしてバンガローへ戻ろうと火から遠ざかった時。
「どういうこと?」
そう問う疑問の声。
「…?!」
その声の主はすぐ目の前にいて。
「な、なんで…」
そう言う私の声は震えていた。
「ねぇ…今の言葉、どういうこと?槙谷はさ…」
彼はそう言うと私に一歩一歩と歩み寄ってきた。
「高山のことが好きなんじゃないの?」
頭が真っ白になった私は岬の問いに答えることができず、
立ちすくんでいた。
くるくると回りだす赤い火。
すごく綺麗だった。
「わぁっ…!!」
私は時折、歓声を上げたりして火の舞を楽しんだ。
隣の岬は相変わらず表情は顔に出さないけど…
火の舞が終わった後、
「なかなかよかったんじゃない?」
と満足そうに言った。
私はそんな岬の言葉に
「うん!」
と頷いて笑って見せた。
こうして会話が交わせることが嬉しい。
そしてこうしている時間が楽しい。
私…岬といるとすごく幸せなんだよ。
火の舞が終わるとキャンプファイヤーは終わった。
先生の指示でみんなバンガローへと帰る中。
私は先生の目を盗んで残っていた。
そして私は赤く、熱い火の近くまで来た。
燃え上がる火は私の顔を真っ赤に照らした。
そんな火を見上げながら私はつぶやいた。
「岬。私、岬が好きだよ__」
溢れる想いを口に出した。
まだ火は燃え上がっている。
言えた…
私は少しホッとした。
そしてバンガローへ戻ろうと火から遠ざかった時。
「どういうこと?」
そう問う疑問の声。
「…?!」
その声の主はすぐ目の前にいて。
「な、なんで…」
そう言う私の声は震えていた。
「ねぇ…今の言葉、どういうこと?槙谷はさ…」
彼はそう言うと私に一歩一歩と歩み寄ってきた。
「高山のことが好きなんじゃないの?」
頭が真っ白になった私は岬の問いに答えることができず、
立ちすくんでいた。