《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
★ゆき


★ゆき


パーティー会場で、久しぶりに会った新宿店の店長と和やかに話していた秀馬。

話しながら、周りに泳がせた視線は常に
ある人を探していた。


ーーーそばにいたいのに、いられないなんて! もどかしくて仕方ない。


「あ!!!」
思わず声を上げてしまう秀馬。

「え? どうかした?」
驚いている新宿店の店長。


「いや……なんでもないんだ。ホントに」


ーーーなんでもなくは無い。歩、本気なんだな。


だいぶ離れた場所でやけにくっつき過ぎな歩と一子を見つけていた。


秀馬は、視線を外して会話に集中する。だが、集中出来ずに再び一子のいる方へ目を向けてしまった。


ーーーん? もしかすると、俺を見てるのか?
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