《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
「真田さん」

「ん?」

「2人でこうやっていられるのって、夢みたいで嬉しい」

「俺も」
秀馬は、一子の頰にキスをしてから離れた。

「ダメだ。俺、これ以上一子のそばにいたら、おかしくなる」
首を回して伸びをする秀馬。

「 おかしく? おかしい?私?」
変な誤解をしている一子。手を洗いタオルで拭くと秀馬を見つめた。

「おかしいって笑うって意味じゃないからな。一子がそばにいると……つい」
秀馬は、鳥がするみたいに軽く一子の唇についばむようなキスをした。


みるみる赤くなる一子。

「一子、可愛いなぁ〜。なあ、一子」

めろめろな秀馬は、一子の頰に手を置く。

「もう、待てない」

一子を抱き寄せキスをする秀馬。

シンクの横には、いつ出来るかわからない鍋の材料と缶ビールが2つ並んでいた。

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