《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
少しして戻ってきた一子は、白い袋からたい焼きをひとつ取り出した。
「あつっ!っ!」
たい焼きが熱かったらしく、右手、左手と盛んに持ち替えていた。しまいには、おとしそうになっていた。
「あっ!」
一子がおとしかけた、たい焼きを上手くキャッチした秀馬。
「あんた、一体何がしたいんだ? このたい焼きで?」
キャッチした、たい焼きを揺らしてみせる秀馬。
「真田さんと食べたくて、半分こにしようと」
肩をすくめる一子。
秀馬は舌打ちをしてから、たい焼きを頭としっぽの半分に分けた。
「ほら、どっちがいいんだ?」
「えっと」
ーーー頭の方が少し大きいみたい。でも、大きい方を選ぶなんて女としては可愛げがない。ここは、涙を飲んで…。
「あつっ!っ!」
たい焼きが熱かったらしく、右手、左手と盛んに持ち替えていた。しまいには、おとしそうになっていた。
「あっ!」
一子がおとしかけた、たい焼きを上手くキャッチした秀馬。
「あんた、一体何がしたいんだ? このたい焼きで?」
キャッチした、たい焼きを揺らしてみせる秀馬。
「真田さんと食べたくて、半分こにしようと」
肩をすくめる一子。
秀馬は舌打ちをしてから、たい焼きを頭としっぽの半分に分けた。
「ほら、どっちがいいんだ?」
「えっと」
ーーー頭の方が少し大きいみたい。でも、大きい方を選ぶなんて女としては可愛げがない。ここは、涙を飲んで…。