《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
「お待たせ! 別名だってさ〜。この木ってさ、恐竜がいた時代からある木だからジュラシックツリーっつうらしいよ。恐竜が食べた木かもなぁ〜」
感慨深げに、樹木を眺める歩。
「へぇ、すごい昔だよね。恐竜と共に生きて恐竜より生き残ったんだね」
ジュラシックツリーが恐竜の時代からある木だと知り一子も感心していた。
「だよなぁ。ゴキブリと同じぐらいに図太いよな。ね?」
腕組みして頷く歩は、いい例えとでも言いたげに一子に向いた。
「……ゴキブリ」
確かに生きた化石とも言われるゴキブリ。だが、ここでゴキブリが出てくるとは思わなかった。
ーーーなんだか、ゴキブリと同類にされたこの木がかわいそうな気がする。
一子はジュラシックツリーを残念な気持ちで眺めた。