《大.落》♥ やらかしちまって!〜眠り姫★
お土産用にミラクルフルーツのタブレットが売っていた。
「あ、タブレットもあるんだね」
「うん。お土産いっちゃう?」
子供みたいに瞳をキラキラさせる歩。
―――いっちゃう?って軽いノリ。でも、買おうかな。
一子が手にしたミラクルフルーツタブレットの袋を、すぐに歩が横からかすめとった。
「え? あの、歩さん。自分で買いますから」
「いいの。いいの。デートの基本。ザ・ミヤゲ! だからねー」
楽しげに財布を開く歩。
ーーーいいのかなぁ。この植物館の入場券も買ってもらったし、お土産まで。
「ありがとうございます」
お礼を言いお土産袋を受け取りながら、一子の思いは複雑だった。
「いいよねー。たかがこんなんでさ〜〜すごーく喜んでくれる女の子って。貴重だよ。貴重」
また、当たり前みたいに歩が一子の手を掴んで歩き出していた。
「あ、タブレットもあるんだね」
「うん。お土産いっちゃう?」
子供みたいに瞳をキラキラさせる歩。
―――いっちゃう?って軽いノリ。でも、買おうかな。
一子が手にしたミラクルフルーツタブレットの袋を、すぐに歩が横からかすめとった。
「え? あの、歩さん。自分で買いますから」
「いいの。いいの。デートの基本。ザ・ミヤゲ! だからねー」
楽しげに財布を開く歩。
ーーーいいのかなぁ。この植物館の入場券も買ってもらったし、お土産まで。
「ありがとうございます」
お礼を言いお土産袋を受け取りながら、一子の思いは複雑だった。
「いいよねー。たかがこんなんでさ〜〜すごーく喜んでくれる女の子って。貴重だよ。貴重」
また、当たり前みたいに歩が一子の手を掴んで歩き出していた。