気づいたら……♡♡
保健室をつくと、保健の先生に優斗を預けた。
「優斗は、大丈夫なんですか?」
「えぇ、大丈夫よ。これは貧血でしょうね」
「よかった。あいつ、また貧血で倒れたんですね。」
「目覚ましたら教えるから、教室帰ってていいわよ」
「いや、俺また、優斗に無理させたみたいなんで。ここで目が覚めるの待っときます。」
「わかったわ。じゃあ、私はご両親に電話しないとね。」
「それだったら、おじさんのほうが出ると思いますよ。」
「ありがとう。じゃあそうするわ」
先生は、電話をしてくれて、親父さんは30分ぐらいで来れるそうだ。
そういえば、優斗昨日おじさんから今日行くこと反対されたって言ってたしなぁ。優斗が怒られるなら俺も一緒に怒られよ。俺が屋上まで無理やり連れ出したんだしな。
そして、30分後おじさんは時間どおりに来た。
事情を話すと呆れた顔をしていた。
俺は謝ったけど、湊くんのせいじゃない。
「優斗を無理やりでも行かせなければよかったのかもしれない。」
「いや、そんなことないと思いますよ。今日、本当に愛美来てたし、あえてよかったと思ってると思いますよ。」
「うん、そうだね、湊くんありがとう」
おじさんといろんな事を優斗が起きるまで話した。