続*時を止めるキスを —Love is...—
そうして素っ裸にされた私は、ちょっとだけ気恥ずかしがってみる。と、唇にリップノイズを立ててキスを落とされた。
重なった視線にドクンドクンと鼓動が速まっていく。
真っ黒な瞳の奥に宿る熱を感じたせいだ。
フッと一笑した彼が耳元に顔を寄せ、「何なら先にヤる?」とやけにセクシーな声で尋ねてくる。
先ほどはあれほど欲情していた酔っ払いですが。
今度は危機感なんて本能が働いたのか、一歩引いてたじろいでしまう。
ブンブン、と盛大に頭を振ったところ、目の前の彼がくつくつ笑っているので顰めっ面になる。
……このドS上司、また可愛い彼女(酔っ払いの戯言ですよ)で遊んでますし!
「あの、ですね。……別に服を脱がされるのは良いんだけどね?ストッキングは毎回イヤ」
悪いが私は下着を剥ぎ取られるよりも、ストッキングやガーターの方がよっぽど恥ずかしい。
「藍凪の羞恥に満ちていく様がたまらない」