【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女


片岡くんと顔を見合わせて笑う


「ねぇ片岡くん?」

「ん?」

「大好きです」

「あはは、俺も」


これからは片岡くんを信じるんだ!



だけど……なるべくライバルは現れませんようにと、心のなかで願う。

もう両手を合わせて深く頭を下げるくらい必死に!


いや、あくまで心のなかでだからね!? 実際には手なんか合わせてないし、頭下げてないよ!



大丈夫だよね!

きっともうあんなことにはならないよね!?


ならないことを何度も何度も願って、片岡くんの手を握った





END




「そういえば、俺今日告白されたなぁ……」

「えぇっ!? あんなに大勢の前でわたしが告白したのに!?」


(願ったそばから打ち砕かれるわたしの願い事って……)




……END


< 102 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop