【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女
片岡くんと顔を見合わせて笑う
「ねぇ片岡くん?」
「ん?」
「大好きです」
「あはは、俺も」
これからは片岡くんを信じるんだ!
だけど……なるべくライバルは現れませんようにと、心のなかで願う。
もう両手を合わせて深く頭を下げるくらい必死に!
いや、あくまで心のなかでだからね!? 実際には手なんか合わせてないし、頭下げてないよ!
大丈夫だよね!
きっともうあんなことにはならないよね!?
ならないことを何度も何度も願って、片岡くんの手を握った
END
「そういえば、俺今日告白されたなぁ……」
「えぇっ!? あんなに大勢の前でわたしが告白したのに!?」
(願ったそばから打ち砕かれるわたしの願い事って……)
……END