【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女
てことは、これは罰ゲームなんかじゃ、なかったり……?
いや。その考えはおこがましすぎるよね
地味ヘタレなわたしに告白する人なんているはずがないのだから!
ん? でも、よく考えたら、これ……断ったらどうなるの?
向こうはケンカが強い(かは、知らないけど)ヤンキーさん。
さすがに女の子にボコボコはないだろうけど
いやでもありえるかもしれない……
ううん、彼も一応、人の子! きっと平気だよね?!
「……返事、いい?」
「はひっ」
変な声でたし。最悪っ……
なんなの、はひって
しかも、なんか不機嫌になってる、よね? コワイ……コワイよっ!
お母さん、ごめんね、わたしの人生終わりかもしれないです。今まで育ててくれてありがとう。最後にお母さんの作った肉じゃが食べたかった