【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女
そんなあっちゃんは一部からは距離をおかれていたりするけど、基本的にみんなに分け隔てない態度で接するその人柄から、友達は多い
そんなあっちゃんとこんなに仲良くなったきっかけは高校一年から高校二年に進級した日だった
クラス表の前で赤い髪のヤンキーに寄り添って、悲しそうな顔をする女の子。
クラスが離れてしまったらしく、それはもう見ててこっちまで悲しくなってしまいそうだった。
それを優しく慰める城田大輔
その光景に、目を見開いて驚いてしまった
だって、あの、超目付きが悪くて無愛想な城田大輔が優しい表情を浮かべてその子の頭を撫でていたのだから!