【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女


城田大輔をあんな表情にさせるのはどんな子だろうって思いながら新しい教室に向かったんだよね


それで、しばらくしたらその子が入ってきたから声をかけた



『さっきクラス表の前で悲しそうな顔をしてたね』



って


失礼な声のかけ方にもかかわらず、あっちゃんはうんって少し恥ずかしそうに笑った


それから少しずつ話すようになって、今では休日に遊んだりするほど仲良くなった。というわけである



……それにしても、よくヤンキーと付き合えるよね、あっちゃん


わたしは、怖くて無理だ。


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