【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女
これは予想してなかった。
「どうする? くる?」
「……行く」
これは、仕方ないよね…。
ぼっちでお弁当消費はきついって。
寂しすぎるよ。泣きたくなるよ。
そっか、ヤンキーの彼女だとみんなから避けられる対象なのか
嫌だなーと思っているときに限って、時間の流れが早く感じるものだと思う。
さっき朝だった時計はもうお昼の時間を指している。
ヘタレなわたしはもう胃が痛くて仕方ない
「大丈夫! 二人とも普通の人間だから!血の色は同じだよ!」
あっちゃんは少しでもわたしを楽な気持ちにさせようとしてくれてるんだろうけど、その例えはコワイって。
そもそも、普通の人間は髪の毛を赤や銀に染めないと思うのね。
せいぜい茶髪だと思うの。