【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女


時々言葉を交わして、愛想笑いして、なんだか疲れるお昼休みだった。


「じゃあ」


お昼を食べ終わったらさっさと手を振ってこの場からいなくなる片岡くん


え、行っちゃうの?


なんて、思ったけどいなくなってくれてよかったとも思う。



だってヤンキー二人がすぐそばにいるなんて心臓がもたない


「あぁー! 飲み物こぼしちゃった……」


あっちゃんの突然の大きな声にビクッと体を震わせた


どうやらコンクリートの地面に置いてあったペットボトルのお茶を倒して中身をこぼしたようだ



蓋しめてなかったの? と聞くと、「蓋しないまま置いちゃってたの」って、恥ずかしそうに言う


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