【完】銀髪ヤンキーとヘタレ少女
いや、そんなことは置いといて、なぜその校内で二番目に恐れられているヤンキー君にわたしは呼び出されてしまったの?!
ナゼ? ナンデ? ワタシナニカシマシタ?
頭の中はプチパニックを起こしている。
いや、間違ってもヤンキーに恨みを買うことなんてわたしはしていない!
絶対に!!断言できる!
だってわたしヘタレだもん!
「ちょっと来てくんない?」
「えっ、」
思わず否定的な声を発してしまったけれど
え、わたしやられちゃわないよね?
わああ〜謝ったほうがいいのかなあ?!!
ドアにもたれ掛かって、ダルそうにわたしを見下ろす銀髪頭の顔を見ることができずにうつむく。
こ、コワイ……
フッツーにコワイ
「ムリならいいけんだどさ」
「む、むりじゃないです」
「じゃあ来て」